カーテンやカーペットなどによく生息しているダニ。
ダニアレルギーを持っている人がいるほどやっかいなものです・・・
その「ダニ」実は犬にも関係があるんです・・・。
いぬのダニについて、また発症しない為の対策をご紹介します。
犬のダニの種類
犬にもダニの害があります。犬のからだに黒い塊のようなものがくっついて見えたらそれはまさにダニです。見つけたら早めの対処が必要となります。
犬のダニには4種類あります。
「マダニ」「ニキビダニ」「ヒゼンダニ」「ミミヒゼンダニ(耳ダニ)」それぞれについて解説をしていきます。
マダニ
マダニはクモと同じ8本脚で、硬い外皮に覆われているダニで、成虫で3~4mmの大きさです。犬の顔やお尻に引っ付き、1、2週間という長い時間をかけて吸血し、何十倍もの大きさに膨れ上がります。
マダニの繁殖期は5~9月ごろですが、地球温暖化の影響で異常気象が起きていることによって、冬でもみかけるようになってきています。
どうやって犬にとりつくのかというと、犬の体温や吐く二酸化炭素、振動などを感知して素早く乗り移って、寄生します。
長い時間をかけて吸血し、成長したメスのマダニは犬の身体から地面に落ちて、2,3週間というまたしても長い時間をかけて卵を産みます。
このメスのマダニが落ちるところが家の中だと家の中でどんどんマダニが増殖していくということになります。
マダニによって引き起こされる主なものがアレルギー性皮膚炎ですがマダニ媒介性疾患というものが一番恐れられていて、人間にも感染し、もしなってしまうと、致死率が高く、ワクチンもないので対処療法しかないのです。予防が大事です!
ニキビダニ
このニキビダニは肉眼ではみることができません。体長0..2~0.3mmほどの大きさで、犬の毛根を包む毛包の中に主に潜んでいます。
犬のニキビダニはほかの犬に移ることも人に移ることもありません。基本的に症状が激化することはありませんが、加齢やストレス、免疫力の低下が原因で発症します。
ヒゼンダニ
もしヒゼンダニによるかゆみが発症したら、動物病院で抗生物質などをもらって治療します。
ミミヒゼンダニ
このダニも小さく、体長は0.3mしかありません。このダニは耳ダニともいわれ、犬の耳にある組織液や耳垢などを栄養にして卵を産み、繁殖します。
他の犬に感染したり、人のアレルギー症状の原因ともなります。
このダニは激しいかゆみを伴い、外耳炎、中耳炎、内耳炎を引き起こします。
放っておくと激しいかゆみが痛みへと変わり、運動失調障がいなどをもたらします。
厄介なのは、耳ダニの卵にはくすりが効かないので1か月ほどの薬の投与が必要です。
いぬのダニ対策
いくらどのダニがこんな症状を起こすと知っていても、一番は発症してほしくないですよね?
そのために必要な対策をご紹介します。

まとめ
犬につくダニについて種類や対処法をご紹介しました。
マダニはよく聞きますよね。人間にも感染してワクチンもないなんて怖いですね。
私も犬の散歩に行くと草むらに入りたがるので今度から気をつけないと!と思います。
大切な家族である犬を苦しめるダニによる感染症を防ぎましょう!